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自己満足度の為だけなの?自作ヨーグルトのメリットデメリット

はいどうも、カリーチャクラです!
今回のテーマはヨーグルトを作ってみようです。
いつもとテーマの雰囲気が違いますよね~。今回はカレー作りというより、カレーを作るための食材作りという事です。

ヨーグルトって作れるの?と不安に思われている方もおられるかもしれませんが、今どきはヨーグルトメーカーなる便利な調理器具がありまして、これさえあれば超~簡単にヨーグルトは自作出来ます。
ヨーグルトなんてわざわざ作らなくても買ってくりゃいいじゃん~なんて思われている方もおられるかと思います。そんな方には実際作っている私が感じたメリットデメリットを含めてお話出来たらと思っています。

当店のサイトではお店の情報はもちろんですが、今後飲食店を始めたい(特にカレー屋)!もしくはまだ始めたばかりで何をすれば良いか分からない!という方向けにお役に立てればと思いお店の経営や料理のガチレシピについて書いています。少しでも参考になれれば嬉しいです。

お伝えするのはいつもの私。仕事に疲れてサラリーマン退職から30代に飲食店での独立、現在南インド料理を作る現役料理人chakra店主のヒロシです。それでは始めましょう~ Let’s Spice!



■ヨーグルトの作り方

今回はTANICAのヨーグルティアスタートセットを使います。ヨーグルトメーカーによって作り方は変わりますので他の物を使う場合には商品の取り扱い説明書をご覧ください。

ヨーグルトの作り方

=材料=
・ヨーグルト(プレーン) 100g
・牛乳 1L

=作り方=
・容器を殺菌する
・容器に材料を全て入れて攪拌する
・40℃ 7時間でセットして時間が経てば出来上がり
・冷蔵庫で保存

作り方をもっと詳しく説明します

 

まずは材料について。
ヨーグルトは無糖のものを使用します。牛乳は低脂肪とかではなく一般的な成分無調整のものを使用しています。

続いて作り方。
容器の殺菌は水を50㏄程度加えて電子レンジで600w1分30秒加熱です。煮沸消毒でも良いでしょうがレンジの方が手間が少ないです。マイクロウェーブが云々の方は煮沸消毒で。

容器内のお湯を捨て、粗熱が取れたらヨーグルトと牛乳を入れてよく混ぜ合わせます。

機械に容器を入れ、40℃で7時間をセットしたら後は時間が経過するのを待つだけです。

時間が経過してもアラームはなりませんのでスマホか何かでアラームをセットしておきましょう。そのまま忘れて寝てしまったなんて事が何度もあります。
時間が経過したら容器のまま冷蔵庫で保存。牛乳の賞味期限を目安に食べきりましょう。

 

■あなたは作る?それとも買う?ヨーグルト作りのメリットとデメリット

ここからは実際私が使っていて感じたメリットとデメリットについて書いていきます。

まずはデメリットから説明します

一番のデメリットは専用の調理器具が必要となる事です。
しかも私が使っているTANICAのヨーグルティアスタートセットはまあまあのお値段がします。居酒屋であれば3回くらいは飲みに行けそうです。

他にもっと安いヨーグルトメーカーがあるのはあります。牛乳パックをそのまま突き立てて加熱するものです。こちら過去使ったことがあるのですが、味や固まり具合に納得がいかずそのうち使わなくなりました。こちらの方が安いのですがね~。形状の問題なのか?あまりおすすめはしません。

その他の調理器具としては電子レンジが必要です。現在の普及率から考えたらまあそこまでの問題ではないかと思うのですが、もし持ってないとすれば熱湯をかけて消毒するという事になります。
なのですが~この手間を考えたら私は作ることをあきらめてヨーグルト買ってきちゃうような気がします。

後は調理に手間がかかるという事。食べたい時にすぐに食べられないという事ですね。食べたい!と思ってからの7時間は我慢できるレベルの時間ではありません。

デメリットとしてはこんな所でしょうか。続きましてメリットに入ります。

お次はヨーグルト自作のメリット

一番のメリットであり、かつこれ一つで全てを凌駕するのが美味いという事。
うちは商売をやっています。初期費用が少々高かろうが手間がかかろうが美味いという一点さえあればこちらを選択します。
具体的にどう違うのか?と聞かれると言葉では言い表すのは難しいのですが、あえて言うならまろやかになります。角が取れて味が丸くなる感じですね。
市販のものは冷たい感じがするというか、もちろんそれもキリっとさせたい場面ではメリットになりえます。どちらにも良い点がありますが私は自作の味が気に入って使い続けているという事ですね。

そしてこれは多少の矛盾を含みますが価格が安いです。
初期投資にはある程度費用がかかりますが、その後は牛乳の代金でヨーグルトが手に入るので長い目で見たらお得という事です。
ただこれは金額に換算すると毎日ヨーグルトを一箱消費するとしても、ペイするのに1年くらいはかかります。うちはもう5年くらい使っているので、手間と電気代を考えたらようやく元を取ったかな~という感じですね。そう考えると価格面でメリットを出すのはなかなか難しいかもしれません。

もう一つこれはおまけですが自己満足度が高いです。
ヨーグルトを自作するほど味にこだわっているぜ~なんて自分で自分に酔えるほど自己肯定力の強い方にはかなりおすすめです。ちなみに私はそうです。

 

■無限に生産すれば今後ヨーグルトを買わなくて良いのか?

最初にヨーグルトを自作した際に思いました。ヨーグルトからヨーグルトが生まれるなら今後一生ヨーグルトを買わなくてもよくなるのではないのか?この事に関しても書きたいと思います。

答えはノーです。

2代目ヨーグルト

最初にヨーグルトと牛乳を購入してヨーグルトを作りました。
今度はそのヨーグルトを使って、新たに購入した牛乳と合わせてヨーグルトを作りました。自作2代目という事ですね。
結果としてはおおむね満足でしたが何だか少し違和感を覚えました。

3代目ヨーグルト

自作2代目のヨーグルトを使って、新たに購入した牛乳と合わせてヨーグルトを作りました。自作3代目ですね。
出来上がりを確認したら明らかに硬さが足りません。発酵しきれずドロッとした状態の飲むヨーグルト的なものが出来ました。

考察

ヨーグルトの菌は代を重ねるごとに弱くなっていくようです。これは日本の環境にもよるものらしいです。
私が自作ヨーグルトに感じた【まろやかになる】というのはヨーグルト菌が弱くなっているという証拠なのかもしれません。酒蔵に納豆が持ち込み禁止なように菌というのは案外弱いものなのかもしれません。

これらの観点から当店でのヨーグルト作りは1代目までとしています。
市販のヨーグルトがおおむね400g入りですので、こちらで4セット(4L)のヨーグルトを作ります。そしてそのヨーグルトを使い切ったら新たなヨーグルトを購入してまた4セット作っていくという方法です。この方法を採用してからはヨーグルト作りの失敗はなくなりました。

 

自作ヨーグルトについてのまとめ

ヨーグルトの作り方について具体的な方法とうちの店なりの見解を説明してきました。
結果から言えばヨーグルト菌が弱くなっているだけなのかもしれませんが、味的にはまろやかになって気に入っています。
金額的にはお店規模でやるならいつかはメリットが出るかとは思いますが、一般の方が考えたら手間もかかるし市販品の方が安いのかな~という感じです。
それらを鑑みれば少々の手間がかかっても味でのメリットを求める方には良いという事になるかと思います。

興味がありましたら是非作ってみて下さい~。

 

■今回使ったスパイス

ヨーグルトや牛乳はお近くのスーパーやコンビニでお買い求め下さい~。

 

 

 

皆様の健康のためご家庭にもっともっとスパイスを

チャクラ 小川

 

 

 

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