タコスの具【ティンガ】をカレーにアレンジしてみた
はいどうも、カリーチャクラです!
今回のテーマはティンガです。と言ってもほぼほぼ皆さん知らないでしょうね~。今回ばかりはインド料理をある程度やってるぜ~って人も知らないかと思います。だってメキシコ料理ですもん~。
昔とった杵柄というやつでしょうか?私ミールスを作る前はタコス屋さんをやっておりまして、その当時にタコスの具材として作っていたのがこのティンガ。今回はそんなティンガをカレーにアレンジした料理を作っていこうと思います。カレーにアレンジした時点で料理名がティンガじゃないんじゃないの~?なんてご意見は無視って事で!
当店のサイトではお店の情報はもちろんですが、今後飲食店を始めたい(特にカレー屋)!もしくはまだ始めたばかりで何をすれば良いか分からない!という方向けにお役に立てればと思いお店の経営や料理のガチレシピについて書いています。少しでも参考になれれば嬉しいです。
お伝えするのはいつもの私。仕事に疲れてサラリーマン退職から30代に飲食店での独立、現在南インド料理を作る現役料理人chakra店主のヒロシです。それでは始めましょう~ Let’s Spice!
目次
■そもそもティンガって何?
ティンガってのはメキシコ料理だという事は説明した通りで、タコスの具材として使われるのが一般的かな。
基本はトマトベースでそこにチポトレっていう唐辛子に香り付けしたものを入れて、あらかじめ茹でてフレーク状に割いた鶏肉をからめるような料理です。タコスの具として使うので水分は極力飛ばして鶏肉にからませるイメージで仕上げます。
この出来た具材をタコスの生地にのっけてパクチーやクレマをかけて食べるのが一般的かな~。っていうかうちがそういう提供の仕方をしてたってだけかもだけど~。
今回はそれをアレンジしたバージョン。トマトベースにチポトレはそのまま。鶏肉はカレーっぽく見えるようカットして、ライスに合うように全体を水で延ばしているって感じですな。
ではでは能書きはこの辺にして作って参りましょう。
■ティンガの作り方
使用する食材やスパイス
=ソース材料=
・チポトレ 1缶 215g
・トマト缶(ダイスカット) 1缶 400g
=食材=
・鶏モモ肉 1k
・玉ねぎ 400g
・G&G 20g
・塩 大1
・水 200㏄
=テンパリング=
・サラダ油 大2
・マスタードシード 大1
・ベイリーフ 2枚
下処理
・チポトレとトマト缶をミキサーにかける
・鶏モモ肉は2~3㎝の角切り
・玉ねぎは厚め(5ミリ位)のスライス
・G&Gを仕込む
作り方
・テンパリングを行う
・玉ねぎを入れ炒める
・G&Gを入れて炒める
・鶏モモ肉と塩を入れて炒める
・下処理で作ったソースを入れ沸騰
・弱火にしてフタをして15分煮込む
■店の味を完全再現するコツを教えます
食材について
今回食材としてのハードルが高いのは何と言ってもチポトレでしょうね。
チポトレってのはメキシコ産の唐辛子に香りをつけたものなんですが、作るのって結構ハードルが高いんです。
自家製に挑戦したい!って方には良いサイトを見つけました。リンクを張っておきますので(許可取ってないけど~)是非挑戦されてみて下さい。
メキシコの伝統料理であるタコスは、本国の都市部では、ファーストフード化が進んでいる。そんななか、地球の裏側にあたる日本に、伝統的なトルティーヤ(トウモロコシの薄焼きパン)の製法にこだわり、旬の食材(しかも異国である日本の食材)を使って、コース仕立てで提供するタコス専門店があると聞いたら、多くのメキシコ人たちは驚くことだろう。
自作のハードルが高い理由の一つとして、原材料のメキシコチリを日本で買おうとしたらまあまあのお値段がするっていう事。
私がメキシコ料理を作っていた時代は現地に買い出しに行ったりしてて、チリは20分の1の価格で買えていました。大量に買って帰ったら飛行機代が出るんじゃないか?ってレベルです。マジで。
そして自作しないもう一つの理由として、現地ではチポトレは缶のものを使うケースが多かったからって事。料理教室の先生に聞いたのですが、チポトレはレストランでもこれ使っているよ~。なんでわざわざ作るの?なんて言われて。
その時に教えてもらったのがこのメーカーの物。
今回のレシピではこれよりももうワンサイズ小さいもの(215g)を使っていますが、アマゾンではこの800gのものしか見当たらなかったので3回に分けて使ってもらえればと思います。
チポトレさえ手に入れられれば後は食材としては難しいものもないかなと思いますね。
下処理のコツ
まずはチポトレとトマト缶をミキサーにかけます。
チポトレは粒々が残りやすいので綺麗なペースト状になるまでしっかり回しましょう。
トマト缶はうちでは通常カットトマトを使っているので今回もそちらを使用していますが、ホールトマトでも問題なしです。
鶏もも肉はいつものカレーを作る大きさです。煮込み時間とのバランスで鶏肉にも味が残ってグレービーにも味が出る所。2~3㎝の角切りですね。
カットが終わったら軽く塩をして置いておきます。
玉ねぎは厚めのスライスです。今回はマサラを作らないので具材としての玉ねぎ使いです。
出来上がりにくたっとした玉ねぎがあった方が食べていて満足度が高いかなと思います。
みじん切りやハーフスライスで原型を残さない方法でも味が濃くなって良いとは思います。ただ食感は単調になるのかなと。この辺はお好みで~という所でしょうか。
G&Gはニンニクとショウガを同量ペーストにしたものです。詳しくはリンク先参照してくださいな。
はいどうも、カリーチャクラです! 今回は簡単にカレーのコクがアップする魔法、G&Gの作り方です。ちなみにG&Gっていうのはジンジャー&ガーリックの略で、私は南インド料理しかやってきてないのでG&Gと言えばジンジャー&ガーリックだったのですが、今回このページを書くにあたり...
作り方のコツ
まずはテンパリングをします。
火にかける前の鍋にサラダ油とマスタードシードを入れて中火にかけます。温度が上がってマスタードシードがパチパチしたらベイリーフを入れます。ベイリーフは火が入りやすいので、色が変わったらすかさず玉ねぎを入れましょう。
玉ねぎを入れたら油とからめつつ焼き色を付けます。
今回マサラを作らないので飴色の必要もありません。楽ですね。
玉ネギに焼き色が付いたらG&Gを入れて混ぜ、G&Gの香りが立ったらカットしておいた鶏肉と塩を入れます。
鶏肉の表面に火が入り、色が変わったらミキサーにかけたチポトレのソースと水を入れて強火にします。
沸騰後弱火に落としフタをして15分煮込んだらOK。
塩分を調整して問題なければ完成です。
■ティンガを作ってみての感想
今回はメキシコでタコスの具として使われるティンガをカレー風にアレンジしてみました。
見た目が違うだけで雰囲気も随分変わりますね。言われなければメキシコ料理が基盤だとはだれも気が付かないと思います。
そして肝心のお味の方なのですが、ライスと食べたらもう完全にチキンカレーです。しかもこれ手前味噌ですが美味いです。まあ美味いのはチポトレの缶を作った人でしょうがね~。
ちょっと変わったカレーを食べてみたいという方や、カレー屋さんでメニューにマンネリ化を感じている方は是非挑戦されてみて下さい!
私も今後機会があったらまた作りたいと思います。チポトレの在庫もいっぱい余っているしね~。
■今回使ったスパイス
皆様の健康のためご家庭にもっともっとスパイスを
チャクラ 小川
こちらの記事の著作権は当方に帰属しますが、シェアは無許可でOKです。下のボタンよりどうぞ。
この記事へのコメントはありません。