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ミールスとはいったい何?からおすすめの食べ方までを紹介します

はいどうも、カリーチャクラです!

今回はミールスについてです。うちはミールス専門店なので、そもそも論って事になりますわな。でもこれいまだに知名度が低いのは否めない・・・まあそれを広めようってのは確かに私の仕事の一部だったりはする。

でもさ~。うちに食べに来てミールスって何ですか?みたいな質問は正直がっかりなんですよね~。だってうちミールス専門店ですよ。専門店に行ってそれが何かを聞いて違ったら帰るの?なんて思っちゃいます(笑)。でも皆さん本当は知ってて聞いてんですよね。ミールがどんなものかはざっくりと。この質問の本当の意図は、食べ方が分からないとか、ルールがあるなら教えて欲しいとかきっとそういう事だと思うんですよね。なので今日はそんな方たちの為にミールスっていったい何?から始めて、それぞれの役割は?っていうかこれどうやって食べるの?みたいなミールスってなんですか?の裏に隠れてる質問にお答え出来たらなと思います。

今回もそんな問題にお答えするのはいつもの私。仕事に疲れてサラリーマン退職から30代に飲食店での独立、現在南インド料理を作る現役料理人チャクラ店主のヒロシです。
それでは始めましょう~ Let’s Spice!

 

■ミールスっていったい何?

ミールスとは南インドで食べられる沢山のものをライスの上で混ぜながら食べる食事です。言葉で言えばこういう事になるのですが、これが日本人の概念と随分と違っているのでそのあたりを説明していこうかと思います。

・ミールスはインドの定食ではない

ミールスとは?みたいな説明で、よくインド版の定食なんて言われてますが、これが良くない傾向だな~と思っています。と言うのも定食のイメージって皆さん三角食べの基本形だと思いません?つまり口の中でいろんなものを混ぜながら食べ進むもの。に対してミールスというのは口に運ぶ前に混ぜてから口に入れるものなのです。ここが根本的に違ってまして、インドの定食ってイメージが広がれば広がるほどこの三角食べの問題にぶつかってしまう。
事実うちのお店でも料理のメニューよりも食べ方のメニューの方を大きく作って(笑)アピールはしているのですが、やはりまだ個別にパクパクしてる人があまりに多いです。ミールス屋さんに行ったら必ずと言っていいほど御飯の上で混ぜて食べてねという説明書きがあるのはこういう理由です。

・なぜ三角食べしてはいけないの?

上の項目の答えにもなるのですが、ミールスというのはいろんな器に入っているそれぞれの料理に役割があります。塩分が強い物だったり弱いものだったり、辛い物だったり辛さを中和するものだったり。用途は様々ですが、この辺のバランスは作り手のイメージの差にもなっています。それを混ぜずに食べるとどうなるか?塩分が強い物だけを単品で味わうと、当たり前ですが、塩っ辛い!と感じるだけですね。塩辛い物はまだましですが、塩分の薄い物に至っては味すらしない(笑)。それだけを食べて不味いと判断される事も多々ですね。
それに対して定食というのは、単品だけを食べても味わえるように出来ています。ですから三角食べが成立するんですね。でもこちらにも欠点はありまして、一つ一つの料理の味が決まってるの裏を返せば、一つ一つの料理が御飯との相性のいい塩分で作られているという事なのです。つまり、全体での塩分が超過する傾向になるって事ですね。和食が塩分の取りすぎとなる要因はこのような所かもしれませんね。

 

■ミールスってなんかいっぱい乗ってるけど意味あるの?

ミールスは一つの大きな皿(バナナの葉)の中に沢山の小さな器や副菜が入っています。上でも少し触れたようにそれぞれには役割があります。ここでは当店における代表的な物について書いて行こうと思います。作り方や役割の持たせ方は各店によって異なりますのでここではあくまで【チャクラ】での定義という事になります。

・ラッサム(赤色)・・・ニンニクとブラックペッパーを効かせたトマトベースの辛いスープ。塩分は強め。
・サンバル(緑色)・・・ツールダルをベースにした野菜たっぷりの優しいスープ。塩分はかなり弱め。
・ダル(黄色)・・・ムングとチャナという2種類の豆をブレンドして程よく煮溶かしたスープ。塩分は弱め。
・パチャディ(基本は白)・・・ヨーグルトに野菜や果物を合わせた物。塩分は中くらい。
・トーレンなどの副菜・・・野菜によって役割や内容は変わってくるが、基本は野菜のスパイス炒め。
・チャトニ(ペースト状の物)・・・アクセントをつける役割。タレ的な要素を含む。塩分は強め。
・アチャール(ピックル)・・・アクセントをつける役割。漬物的な要素を含む。塩分はかなり強め。
・パパド・・・豆の揚げセンベイ。ライスの上に砕いて食感と風味を足す。
・ライス・・・タイ米と日本米のブレンド。バスマティライスは当店のミールスに対して香りが強いので使わない。

 

■どうやって食べればいいの?

・小さな器(カトリ)は大きな皿(ターリ)の外に出しましょう

まず最初に言っておきたいのは、カトリを外に出しましょうって事ですね。これをうちの説明でも一番に書いてるんですけど、なぜだろう?これだけキレイに読み飛ばす人がいる(笑)。理由としては、食べるときに混ぜるのが前提なのに混ぜにくいでしょ?作業スペースの確保ですね。
あとそれともう一つカトリの底が汚れるって言うのが嫌なんですよね~、うちはお替りOKで同じ器にいれるんですど、汚れたカトリには入れるのは正直嫌なんですよね。ちなみに別の器に入れると単品扱いになって値段が上がっちゃいます。ですから汚す前に器は避難させといた方がお互いのためって事ですな。

・ライスを広げて中身を全てぶちまけよう

うちの店でよく見るのが塩味の強い物だけ先に食べ進み、塩味の少ない物だけが残ってしまって最後これどうすんの?って状況におちいる人。これに関しては上にも書いたように日本人は一つ一つを味わう癖がついてるのが理由ですね。塩味の強い物は味がするけど塩味の弱い物は味があまりしないので、自ずと塩味の強い物だけを選んでしまう。
それを防止するためにも、最初にライスの上に全部かけちゃえってのを推奨しています。ブロック分けして全てをかけて、その中であれやこれや混ぜながら食べたら上手に食べれますよ。
こちら基本初心者向けとはしていますが、慣れた方でも全てぶちまけた方が全体的にバランスよく食べられるのでうちではこれを勧めていますね。自分なりの食べ方がある方はもちろんご自由にどうぞ。

 

■まとめ

今回はミールスってなに?って所から食べ方までの説明をして来ました。まあでもこれはあくまでこうしたら食べやすいよとか、美味しいよとかの話です。マナー的なもので言えば、手食の時に左手を使わないとか、なるべく指を汚さないとかなんですが、まあ私たち日本人にはあんまり関係ないですね。
ちなみに先日インド人の方が来られて手食をされていたんですけど、このインド人の方はカトリを外にも出さず、ライスの上に少しづつかけて食べてました。でもこれがやっぱり上手なんですよね~。スプーンだとライスをすくうのに端まで移動したりするんだけど、手食ならばスペースも小さくてすむからスペースも要らないし、食べ進めるバランスもさすがプロって感心しちゃいました。思わず上手ですね~って言ったら、小さい時から手で食べてるからねって言われて。そらそうか~。私らが箸を使ってるのと同じ感覚だよな~なんて思った次第。

 

 

 

皆様の健康のためご家庭にもっともっとスパイスを

チャクラ 小川

 

 

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