Blog

毎日スパイスの事について
少しずつ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. レシピ
  4. パパドの食べ方を徹底的に試してみたのでおすすめを教えます【保存方法付き】

パパドの食べ方を徹底的に試してみたのでおすすめを教えます【保存方法付き】

はいどうも、カリーチャクラです!

パパドって食べたことあります?
インド料理店に行くとたまについてる薄いパリパリのセンベイみたいなやつです。
ふわふわのナンとは違いますよ。もっと貧乏チックなセンベイみたいなやつのことです。


上の写真で斜めに刺さってるやつです

実はこのパパド、インターネット上などで簡単に手に入れる事も出来るのですが、
買ったはいいが食べ方がいまいち分からないという方が多くいらっしゃいます。

今回はそんな方のために
■パパドを買ったはいいがどうやって食べればいいのか分からないから教えて欲しい
■まとめて調理をした時の保存方法を教えて欲しい
そんな質問に答えていこうと思います。

難しい事はいいませんので気軽に挑戦していただけたらパパドってこうやって食べるんだ~という事が理解できると思いますし、後半にはまとめて調理をした際に次の日にもパリパリの状態をキープする方法をご説明しますね。

この手法は私が営んでるミールス専門店でも実際に使ってる方法ですし、お客様の評判も悪くはないですよ
では早速行ってみましょう!Let’s spice!

パパドを使った料理に関してはこちらで詳しく説明しています。合わせて読んで頂けたら参考になるかと思います。



■パパドの調理法を徹底的に試してみたのでおすすめを教えます

調理法はさまざまあれど結論から言うと調理法の正解は【揚げる】ですね。
私も過去いろいろと試してはきたのですが、結局【揚げる】に落ち着いています。
と言うのも【揚げる】とパパドがパリパリとした食感になり、さらに独特の粉臭さが抜けるからです。

実際に評判がいいです

うちの店では【揚げる】手法で調理をしてミールスの一部として提供をしているのですが、焼いたものよりは評判がいいです。
お替りをされて、そのまま食べる方もいますし、酒のつまみで食べたいな~なんてご意見もいただいてます。
実際わたしも営業が終わった後にパパドが余ってたらそれをアテにビールを飲んだりしています。
ま、もっともパパドが余らなくてもビールは飲むのですがね。

インドでは直接あぶって食べるという方法があります

インドでは直接あぶったりして食べている人もいるみたいですね。
コンロに火をつけてトングなどでパパドをつかみ、くるくる回しながら起用にあぶっています。
確かにそれでもおいしくは食べられると思います。
でも食べ比べるとやはり揚げた方に軍配があがるかな~とは思います。
焼くだけだとどうしても焼きムラが出来たり、パパドは豆から出来ているのですが粉臭さがどうしても出てきてしまうのです。
粉臭さに関しては気にしなければそれまでなのですが、焼きムラが出来て火の入ってない部分などは硬くて食べれませんし、逆に火が入りすぎると焦げて苦みが出てきます。
悪口ばかり書いてるようですがもちろんメリットもあります。一番のメリットは調理道具が少ないという事です。
火さえあれば食べられますし、調理時間も短いというのが最大のメリットです。
でも日本ではこの調理法を採用している方は少ないので、やはりそういう事なのでしょう。

油で揚げるのがおすすめです

こちらもインドでは実際に調理されてる方法です。揚げ物は嫌われる傾向にあるようですが出来るだけ負担をなくし、しつこくないような方法を紹介します。

①まずは揚げ油を用意します。
小さめのフライパンに2~3センチ位がベストですね。大きなフライパンだとその分油の量が必要になりますし、温度が上がるまでに時間もかかります。
仕事量と経費はなるべく少ない方が良い。私たち料理人はこんなとこばっかり考えて仕事しています。少なくとも私はそうです。もちろん味に影響がないという事が大前提です。

②高温で一気に揚げます。
温度は高めが良いです。測ったことはないのですが恐らく180℃くらいは上がっていると思います。
こちらの油に滑らせるように入れると、ジュワッという音とともに一気に広がります。
広がりが遅い場合は温度が低いです。逆に高すぎるとすぐに茶色くなってしまいます。適温を目指しましょう。
また、滑らせるようにというのもポイントです。イメージは鳥が水中の魚をとらえる感じです。水泳の飛び込みの方があっているかもしれません。油に浮かぶ感じ(腹打ち)で入れると両面が綺麗に揚がりません。

③ボールにキッチンペーパーなどをひいて油を切ります。
もちろん天ぷらの油切りに乗せてもいいのですが、スペースが大量にいるのと立てかけた方が油の切れが良いです。粗熱が取れたら完成です。

それでも揚げ物は嫌いだって方に

それでも揚げ物が嫌いだって方は、もちろん焼くだけでもおいしくたべられます。
私も時間がない時は焼くだけで食べたりもしています。
ただその時は直火ではなくてオーブンがおすすめです。
温度や時間はオーブンの特性によるので一概には言えませんが、当店のオーブンでは予熱無しの230℃で1分40秒がベストです。
おうちのオーブンで調理される場合、初めての時はオーブンとにらめっこして下さい。
なかなか焼き目が付かないな~と思われるかもしれませんが油断しないでください、焼き目がつき始めたら一気に焦げるので慣れるまで数回はにらめっこしてください。
慣れてくると上手に焼けるようになりますし、何より【揚げる】に比べて手軽です。

ま~そんなこんな書いてますが、わたしはやはり揚げた方がおすすめではあります。機会があったら実際並べて食べてみて下さい。違いが実感出来ると思います。
でもそんな【揚げる】押しの私もでもオーブンを使うときがあります。それは加工を施すときです。そのことについては別の機会にご説明いたします。

 

■まとめて調理をした時の保存方法を教えて欲しい

では続きまして保存方法の説明です。
当店では密閉できるタッパーにキッチンペーパーをひいて、さらに乾燥材を入れて保存しています。
こうしておくとまとめて沢山調理が出来るので、毎回調理をするという手間が省けます。しかも一日くらいは余裕でパリパリです。逆にタッパーなどに入れずそのまま放置していると1時間位でふにゃふにゃになります。密閉タッパってすごいんですね。

うちで使ってるタッパーは100均です

当店で使用しているタッパーは【ダイソー】のタッパーです。
フタと本体の間にはシリコンがあり密閉性は良いです。さらにフタについているミミの部分が本体とのロックの役目をするのでキッチリ閉まります。
ただし、100均のクセに200円です(2019年7月現在)。100均なのに200円?と思うかもしれませんがそれでも十分に安いと思います。

 

■動画で説明をしています

文章では伝わりにくい方向けに動画で説明もしています。実際に調理をしている所が見れるのでより伝わりやすいかと思います。

 

 

■購入はインターネットが便利です

購入はインターネットが便利です。最近ではインド料理食材店もボチボチありますがそれでも少ないです。
スパイスを扱うスーパーも増えましたが、パパドまでは扱っていないのが現状です。

■まとめ

今回パパドに関して徹底的に試してみたので皆様の参考になれればと思います。これ一枚あればつまみにもなりますしもちろんミールスにも使えます。当店の最適解としては油で揚げる調理法を採用していますが、もちろんそれぞれの好みがあっていいと思います。あなたのスタイルに合った最適解を見つける参考に慣れればと思います。

 

 

 

*当記事のシェアは許可不要です。以下のボタンよりどうぞ。

  1. 音無惣一郎

    はじめまして、17年ぶりにインドに行ってパパドを買ってきたので、美味しい食べ方を探していて見つけました。
    今はネットでも買えるんですね。そして揚げる。早速やってみようと思います。
    情報有り難うございました。

  2. ヒロシ

    パパドはいろいろな調理方法があるのですが、やはり揚げたものが一番美味しい気がします。
    是非試してみて下さい!

  1. この記事へのトラックバックはありません。