パパドを使った料理の作り方をいろいろ教えます【変わり種もありです】
こちらのページではパパドの基本的な調理方法は理解しているが、そのまま食べる事に飽きてしまった。また、パパドを使った調理法が毎回同じパターンになってしまうので他の調理法を知りたいという方向けに書いております。
私も料理人としてパパドを毎日もくもくと揚げ続けて来ましたが、同じ作業をしているとさすがに飽きましたね~。そんな毎日を少しでも楽しくならないかな~といろいろ変形させてみたり、食べ方を試してきた中で、私の中でのお気に入りの調理法が出来ましたのでお教えします。こちらの記事を参考にお試しいただければきっと新たなパパドの食べ方に出会えると思いますよ。
パパドを初めて調理する、または基本的な調理方法から知りたいという方は以前に詳しく書いていますのでまずはこちらから読まれることをお勧めします。
それでは始めましょう~ Let’s Spice!
目次
■パパドを使った料理の作り方をお教えします
その前にまずは基本的なパパドの調理法なのですが、今回の調理法で使うパパドはオーブンで焼く方法がおすすめです。理由としては加工がしやすいというメリットがあるからです。
具体的な調理方法としては250℃のオーブンで1分40秒です。参考までに当店で使用しているオーブンはこちらです。このお値段でコンベクション機能が付いているのは中々お勧めで、実は店だけではなく自宅でも同じものを使用しています。オーブンにより焼き上がりは変わるので、使用されているオーブンにより時間や温度など調整されて下さい。
パパドを色々な形に焼き上げよう
まず最初にご紹介するのが、パパドの形状を変化させて楽しむ方法です。こちらはパパドを使った料理と言うよりパパド自体の形を楽しむ要素が強いですね。
作り方としてはオーブンで火を入れた直後に素早く手で成形して行きます。ちょっと熱いかもしれませんが、くれぐれも火傷には注意しながら成形していきます。慣れないうちは手袋をされてもいいと思います。
筒状にする
麺棒などの丸いものに巻き付けて作ります。麺棒が無ければラップの芯でもいいですし、トイレットペーパーの芯でも代用が可能ですがトイレットペーパーの芯はさすがに嫌ですかね・・・
円すい状にする
こちらはオーブンで焼く前に一か所円の中心まで切れ目を入れます。その後オーブンで焼いてから切れ目を両手でつかみ、引き寄せるようにして円すい状を作って行きます。スライドする幅が多ければそれだけ尖った円すいになりますし、少なければ傘みたいになります。
今回は具体例を2種類説明しましたが、基本の考え方は同じですので後は発想力です。私は折り紙の折り方を見ながらイメージを膨らませてたりします。
調理のコツとしては思い切りが大事です。ビビっちゃったり割れるのを恐れて丁寧にやろうとすると割れる確率が上がりますね。そんなに高いものでもないので思い切って行きましょう!たとえ割れたとしても食べれない訳ではないので黙って自分で食べましょう。
ついでに食べ方も少し紹介致しますね。もちろんそのままミールスに載せるのもOKです。いつもの雰囲気と違ってワンランクアップしたミールスになります。あくまで見た目だけです。
中に具材を入れて食べる方法もおすすめです。お野菜やお肉などなんでもいけます。こちらはタコスのレシピでも見ながらイメージを膨らませましょう。ただし液体はおすすめ出来ませんね。野菜の水分が気になる方は円すいの先っちょを折り曲げると気休めにはなります。
動画でも説明をしていますので参考になれればと思います。ここまで書いておきながら言うのもなんですが、やはりこういうのは文章よりも動画の方が理解しやすいですね。
マサラパパド
パパドを使った料理の代表格がこちらですね。代表格というよりもパパドの調理法で検索したらほぼこれしか出ません。オーブンで焼いたパパドに野菜を乗せて食べようというものです。では作り方をお教えします。
①野菜を切ります。野菜はなんでもOKですが、今回はトマトと玉ねぎとキュウリです。粗みじん切りです。
②青唐辛子とパクチーとレモンは必須です。青唐辛子とパクチーは細かく刻みます。レモンは仕上げで使いますのでここではカットだけです。
③チャットマサラを作ります。作り方はこちらにリンクを貼っておきますが、もちろん市販品でもいいです。
④オーブンで焼いたパパドの上に①②③を乗せます。
⑤食べる直前にレモンを回しかけたら完成です。
マサラパパドの良い所はお手軽だという点と、美しいという点ですね。そしてもちろん美味しいです。悪い所は食べにくい所です。ですので食べ方も書いておきます。上手な食べ方としてはまず皿の上でパパドを適当な大きさに割り、その欠片に野菜等を乗せてパクリです。
こちらも文章では伝わりにくいので動画を作りました。参考にして頂ければ嬉しいです。
ラッサムパパド
当店はミールス専門店なのでミールスに使われる【ラッサム】というスープは常に仕込んでいます。こちらにパパドをパリパリに砕いて入れて食べるという手法もあります。これもとても美味しいのですが、ラッサムと言うものを別に作らなければならないのでハードルは上がるかもですね。
ラッサムの作り方については改めて記事を書こうと思います。同様にサンバルでやっても美味しいです。
■一般的ではない変わり種についてもお教えします
ここまでは一般的な食べ方について説明してきましたが、ここまではまあまだよくある話で経験されたことがある方もおられるのではないでしょうか?しかしここから先は一風変わったものを紹介していきたいと思います。
こちらに使っている料理名や調理方法は私が考えた物ですので、それが一般的だとは思わないで下さい。知ったかぶりしてしゃべっていると何それ?みたいな事になると思われます。
パパドサモサ
サモサというのもインドの料理です。小麦粉などを練って記事を作り、中に具材を詰めて揚げたものです。早い話がインドの揚げ餃子ですね。これを同じインド料理という事でパパドの生地で代用してやろうという目論見です。作り方として以下の2種類を検討してみました。どちらも発想は春巻きです。
- 調理前のパパドの中心に具材を置き、その上にもう一枚パパドを重ねてはさみ、ふちを水溶き片栗粉で閉じて揚げればうまくいくのではないか。早速試みます。結果としては惨敗です。思いのほかパパドは硬く、きれいに包むことが出来ませんでした。その後無理やり揚げてみましたが、中身がはみ出して油が汚れるだけです。全くおすすめしません。
- 調理前のパパドを30秒ほど水につけてふやかし、具材を中心に置いた後、たたんでみました。こちらはパパドの生地が切れるのではないかと細心の注意を払わないといけませんが、出来上がりはほぼイメージ通りです。その後油で揚げて食べても味はとてもいいように思います。こちらは成功ですね。
上記の2点を試しながらふと思いついたのですが、やはりこれは扱いが難しいので春巻きの皮で試したらどうだろう?という事で早速春巻きの皮を購入して調理すると、とてもスムーズに出来上がりました。こういう作業は春巻きの皮がベストですね。
しかし冷静に考えればこれはもうただの春巻きです。パパドサモサとは言えないようですね。
さらに変態度を上げるとこんなものまで作れます
- たこ焼きを挟んでお好みソースとマヨネーズ鰹節など入れて挟む。もうお気付きでしょうがタコせんからアイデアを得ています。こちらは想像通りの味がします。つまり成功ですね。あえて欠点を述べるならボリュームは少なく感じましたので千切りキャベツなどでボリュームアップを目指してもいいと思います。
- タコスの生地として使います。本場メキシコのタコスではなくアメリカのパリパリタコスの代わりとして使います。こちらの作り方は上に書いたマサラパパドとパパドを色々な形に焼き上げようの合わせ技です。こちらもとても美味しいです。ただしマサラパパドとの違いを述べよと言われると反論の余地がありません。
あとはパリパリタコスのレシピをあさりながらいろいろと試してみればそのうち面白いものに当たる可能性があるとは思いますが、やるのか?と聞かれればきっとやりません。
■パパドは手軽に購入できます
■まとめ
パパドに他の使い道がないかと思い、いろいろな調理法を試してみました。ネット上で他の調理法がなかなか見つからなかったのは、パパドはパパドとして食べるのが一番だという証拠なのかもしれません。パパドを使った調理としてはやはりマサラパパドが美味しいのでしょう。ついでラッサムパパドやサンバルパパドです。その他はあくまでゲテモノの部類に入ると思いますが、面白いことは面白いので一度やってみるのはいいかもしれませんが二度目は無いかと思います。
そして今回一番有益だったのは【パパドを色々な形に焼き上げよう】かもしれないですね。こちらはアイデア次第で面白いものが出来そうです。自由な発想でパパドを楽しんで頂けたらと思います。
こちらの記事の著作権は当方に帰属しますが、シェアは無許可でOKです。同じ悩みを抱えてる方のヒントになれればうれしいです。
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