インドのおやつ的なベルプリを作る【インスタ映えするかは知らん】
はいどうも、カリーチャクラです!
今回のテーマはベルプリです。
そうね~。簡単に言ってしまえばおやつみたいなものかな?インドのスナック菓子って言った方が一番しっくりは来るんですが~、実はあんまりこの表現はしたくない・・・。
というのもですね。インドのスナック菓子って言うと市販の物も何種類か有りまして。食べた事がある人は「あ~あれか~。あれなら作らんでいいかな~?」なんて思う人も出てきそう。事実私もそう思っていますしね。
でもちょっと待った!市販のお菓子は確かにあんな感じなのですが、自作するとなると好みの味にも調整出来ますし、なによりフレッシュな野菜を入れる事でサラダのような感覚にも変化して、これが結構美味いんです(あくまで個人の感想ですがね)!
さあさあそんな好かれるか嫌われるか一発勝負のベルプリ。今回はそんなベルプリを私なりのアレンジなんかも踏まえて、レシピはもちろん作り方のコツまで詳しく紹介していきますね~。
当店のサイトではお店の情報はもちろんですが、今後飲食店を始めたい(特にカレー屋)!もしくはまだ始めたばかりで何をすれば良いか分からない!という方向けにお役に立てればと思いお店の経営や料理のガチレシピについて書いています。少しでも参考になれれば嬉しいです。
お伝えするのはいつもの私。仕事に疲れてサラリーマン退職から30代に飲食店での独立、現在南インド料理を作る現役料理人chakra店主のヒロシです。それでは始めましょう~ Let’s Spice!
■ベルプリの作り方
使用する食材やスパイス
・ライスパフ 3カップ
・ジャガイモ 小1
・プチトマト 10粒程度
・キュウリ 半分
・ピーナッツ 一握り
・アループジア 一握り
・レモン果汁 半玉分
・タマリンド水 小1
・ターメリック 小1/2
・塩 小1/2
下処理をしていこう
・タマリンド水を作る
・ライスパフは乾煎りする
・ジャガイモは茹でて皮をむく
・ジャガイモ、キュウリ、プチトマトを5mm角にカット
作り方はこう
・ライスパフとカットした野菜をボールに入れる
・ピーナッツとアループジアを加える
・ターメリックと塩を加えて混ぜる
・レモン汁とタマリンド水を入れて混ぜる
・お好みでパクチーを入れる
■店の味を完全再現するコツを教えます
下処理のコツ
=タマリンド水を作る=
タマリンドってのはマメ科の植物で、種の周りの果肉を水に溶かして食用にするのですが、この豆と果肉の部分をバー状にして売っているのがタマリンドバー。
まずはこのタマリンドバーを約25gにカットします。
水またはぬるま湯200㏄を加えてしばらくふやかした後に、手でクッチャクッチャしながら液体にタマリンドの果肉を溶かしていきます。十分にクッチャクッチャしたら種の部分をザルなどでこして液体の部分のみを使います。
こちらの液体にキビ砂糖を大2加えて、火にかけます。
沸騰したら弱火に落として半分くらいの量になるまで煮詰めていったら完成で、容器などで保存します。
今回この量で作っているのですが、作りやすいからこの量になっただけで全部は使いませんよ~。
こんだけ作って使うの小さじ1だけなの。ゴメンね。
残っちゃうよ~って方は水で薄めてタマリンドジュースとして飲んでもよいよ~。
=ライスパフを乾煎りする=
ライスパフってのは日本で言う所のポン菓子みたいなもの。あくまでイメージね。
どこが違うのか?っていうと、日本はお菓子ってカテゴリーで甘く味付けされてるんだけど、インドのやつは食料としてのライスなので味付けがされていない。
原材料は【米】のみ。うむ、いさぎよい。
そしてこのライスパフには一つ問題点がありまして。
購入したてはいいんですが、いくら密閉ビンに入れ替えて乾燥材ぶち込んでいても、湿気てしなっとなってくる事が多いんです。
そこで、調理前にその水分を飛ばしてやりましょうって事で乾煎りをします。
乾煎りってのはうちのブログでも何回かやっていますが、油なしのフライパンに入れて火を着けてゆさゆさするだけです。
いわゆる鉄板焼きの刑ですな。
コツは焦がさない事。
水分の抜け始めは全然まだまだや~んって感じですが、途中からいきなり焦げてくるので目は離さないように!
指でつまんで少し力を入れたら、ボロって崩れるくらいまで水分が飛んだらOK。
購入したてのやつもこれやっといた方が確実ですね。たまに買ったばかりなのに湿気てる事あるしね。マジで。
=その他下処理=
ジャガイモは茹でて皮をむきます。
とは書いていますが~、要は食べられる状態になればOK。なのでラップしてチンしようが、蒸して火を通そうがお好きなようにどうぞ~。
ジャガイモに火が入ったら5ミリ角位にカットしましょう。
その他トマトやキュウリも同じ大きさにカットです。
今回のお野菜はトマトやキュウリを使っていますが、本来は紫玉ねぎをよく使います。今回も入れようかと思ったのですが、いかんせんこの時期(冬に書いています)の玉ねぎはフレッシュではエグミが強すぎたので却下しました。
紫玉ねぎを入れる場合も大きさそろえてカットするだけです。
ピーナッツは焙煎済の物を使いましょう。焙煎前の物を使う場合は素揚げや乾煎りをして食べられる状態にしておきましょう。
アループジアってのはジャガイモのお菓子なんだけど、ゴメンけどこれは市販品を使っています。
インド食材店に有れば送料なんかの関係でもっと安く買えるんだけど、無い場合はしょうがない、アループジアのAmazonリンクを一応張っときます。
調理のコツ
材料の下処理が出来たら後は簡単。ボールなんかに全部ぶち込んで混ぜるだけ。
工程として踏んでもらいたいのは液体を入れる前に全体をざっくりと混ぜときましょうという事くらいですかね。
液体を先に入れると、パウダースパイスなんかは混ざりにくくなっちゃいますからね。
後はこれ、私流にアレンジするならばって所なんですが、タマリンド水は無くても良いかな~って。
でもね~、これ抜いちゃうとベルプリって言えなくなっちゃうような気もするのですが、まあよかたい。液体を入れる前のサクサクとした食感は非常に良いなと感じています。
ただそんな事言ってもサクサク食感が残っているのはせいぜい最初の10分くらいのもんですがね。
最初はサクサクでもすぐに野菜の水分を吸っちゃってしなってなっちゃうので、食べる直前に仕上げる!ってのは意識したい所。
後はお好みでパクチーやナッツなんかをトッピングとしてパラパラしても良いですね。
英字新聞をクレープ状に巻いてさ~、ベルプリ入れてパクチーパラパラしたらさ~、竹下通りなんかで流行るのかい?そんなとこ行った事ないから知らんけどさ~。
まあインスタ映えとかも狙ってみても良いのでは?という事。
■まとめのような事
今回はベルプリの作り方について詳しく説明をしてきました。
竹下通りで流行るかどうかは保証できませんが~、少なくとも日本ではまだまだ馴染みのない食べ物であることは確かですから、珍しがられる事は間違いないかと思います。さらに、野菜も沢山使っているので罪悪感も少ない。
下処理さえ出来てれば混ぜるだけで提供出来るので、特急メニューとしても重宝出来るかと思います。
ぶっちゃけていえばさ~、ミールスの具材としてカチュンバル仕込んでたら、ライスパフと混ぜるだけで夜のつまみが一品出来るよって事だな~。お店やってる人は真似して良いよ~。
■今回使ったスパイス
皆様の健康のためご家庭にもっともっとスパイスを
チャクラ 小川
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