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ヨーグルトとライスってホントに美味しいの?【カードタルカの作り方】

はいどうも、カリーチャクラです!
今回のテーマはカード(タルカあり)です。カードというのはミールスの中に含まれるあっちで言う所のヨーグルト。

ミールスの定義はライスと混ぜながら食べるものなので、ライスにヨーグルト?マジで?なんて思われるかもしれませんね~。でもこれ日本以外では結構メジャーな食べ方なんです。ヨーグルトにライスを混ぜ込んでカードライスなんて考えただけでも気持ち悪い食べ物も事実存在します。皆さんが引いていくのが見えるようですわ。

まあ今回はカードライスとまではいかないですが、ミールスの一部としてのカードというとらえ方で作って行こうと思います。ヨーグルトにライスは慣れると美味しいですから前向きに取り組んでみましょうぜ~。

カードの作り方をお伝えするのはいつもの私。仕事に疲れてサラリーマン退職から30代に飲食店での独立、現在南インド料理を作る現役料理人chakra店主のヒロシです。それでは始めましょう~ Let’s Spice!



 

■ライタとカードとパチャディとキャチャディの違いとは

今回作っていくのはカード(タルカあり)なのですが、その前にヨーグルトベースの料理の呼び名がいろいろあるので軽く整理しておきます。
具体的に何について説明するかと言いますと、ライタとカードとパチャディとキャチャディの違いについてです。あくまで私の知っている範囲です。そして今回の説明は完全に私の主観だという事をご理解頂けたらと思います。

というのもこれらの料理はあれじゃこれじゃ言われていまして、明確に区別されてはいないというのが現状です。私の主観とは言いましたが、おそらくこれを明確に分類できる人はいないのではなかろうかと思います。という事で私の主観で分けて行こうと思います。

まずはライタとカードの違いです。ライタと言うのはヨーグルトサラダです。カードというのは単にヨーグルトと言う意味です。ただし、ヨーグルトの中に野菜を入れてもそのままカードと表記したりします。
ではこの二つの違いです。ライタはカードに比べて加える野菜の量が多いと思います。ヨーグルトよりも野菜の量が多い物がライタ。野菜にヨーグルトをかけるパターンもそうですね。に対してヨーグルトに少量の野菜を入れたもの、もしくは入れないものがカードという認識です。

続きましてパチャディとキャチャディの違いです。日本ではよく火入れをするのかしないのかの違いだと言われています。理由としてはパチャディには「生」という意味があるからですね。
でも現地のwikiではキャチャディはパチャディに似たものと表現されています。これだけです。火入れ云々は書かれていませんでした。さあ何が正解なんでしょう?
しかも、現地の作り方を見ているとパチャディにテンパリングなどして火入れしているパターンも見受けられました。もちろん火入れしていないバージョンもありました。
これらをふまえると火入れするしないという分け方には無理があるように感じます。
なので、うちではパチャディとキャチャディはどちらにもなりうるとして区別しないものとします。

ではライタやカードとパチャディの違いはと言いますと、ライタやカードはヨーグルトサラダで野菜の量が違うもの、パチャディはヨーグルト料理という認識です。パチャディは手が込んでいる印象ですね。

ちなみに向こうのwikiではライタとパチャディの違いをマスタードシードとカレーリーフの香りと位置付けていました。テンパリングをするかしないかという事だと思うのですが、ライタもカードもテンパリングをするバージョンがありますからこれも違うと思います。

とまあ何が正解か分からない状況ですのであくまでうちでのカテゴライズという事でざっとまとめてみました。

 

■カード(タルカあり)の作り方

カードやライタ、パチャディの違いを説明してきましたが、今回実際に作り方をお伝えするのは比較的作り方も簡単なカードタルカです。
カードは上でも説明したようにヨーグルトですね。タルカはテンパリングと言って、スパイスと油を火にかけて油にスパイスの香りを移し料理に加える調理方法です。

作り方をざっと書く

=材料=
・ヨーグルト 200g
・玉ねぎ 1/4玉
・塩 2つまみ
・水 大2

・サラダ油 大1
・マスタードシード 小1
・フレッシュカレーリーフ 1枝(あれば)

=作り方=
①玉ねぎは2ミリ位のみじん切り
②耐熱ボールにカットした玉ネギとヨーグルトと塩と水を入れる
③全体を混ぜて味を確認する(お好みの塩分にする)
④サラダ油とマスタードシードを入れて火にかける
⑤マスタードシードがパチパチ弾けたらカレーリーフを入れる
⑥軽くゆすりボールに入れる
⑦浮いた油を沈めるように全体を混ぜたら完成

作り方のコツ

コツって程のコツも無いんですが、玉ねぎはいつもの炒めるものと違って少し小さめのカットですね。
ヨーグルトに混ぜるだけなのであまり大きいとエグミを感じる可能性があります。特に冬場は注意ですね。逆に新玉を使うならもう少し大きくても良いです。

テンパリングのコツは焦がさない事。
でも焦げる前に一番香りが立つので、焦げる直前ギリギリを狙えたら最高です。

フレッシュカレーリーフは無ければ無いで良いです。でもあったらそれっぽくは見えます。乾燥カレーリーフも市販であることは有るのですが、香りの立ちが悪く歯触りもあまりよろしくないので入れないで良いかなと思います。

テンパリング後は油が浮いている状態になります。これを底から混ぜるようにして表面の油がなじむまでは混ぜるようにしましょう。

最後に塩分のバランスですが、ミールスにおけるカードの塩分役割はちょい強めだと思います。
これはあくまでうちの理論ですが、締めのライスの友だったりするのである程度塩分が必要かと思います。でも入れすぎには注意です。あくまでちょい強め位かなと。

 

■シンプルな料理なのでヨーグルトにはこだわろう

これまでにカード(タルカあり)の作り方を説明してきました。
こんだけ?これだったら誰が作っても一緒じゃん~って思われた方もおられるかと思います。そんな方向けに今回はおまけとして、だったらヨーグルトにこだわってみない?という事についても書こうと思います。

具体的にはヨーグルトを作ってみないかい?という事です。

当店のヨーグルトは自作です。自作と言ってもそんな難しい事をしているわけではなく、ヨーグルトと牛乳を買ってきて機械(TANICAのヨーグルティア)にセットするだけです。これだけなんですが、味は格別に良くなります。

自作ヨーグルトの作り方

=材料=
・ヨーグルト(プレーン) 100g
・牛乳 1L

=作り方=
①容器を殺菌する
②容器に材料を全て入れて攪拌する
③40℃ 7時間でセットして時間が経てば出来上がり
④冷蔵庫で保存

TANICA以外の機械はどうだろう?

先ほど牛乳とヨーグルトだけと言いましたが、ゴメンナサイ初期投資としてヨーグルトメーカーは必要です。私が使っているのはTANICAのヨーグルティアスタートセットです。昨日アマゾンで見たら12700円でした。
これを高いかどうかと言われればなんともなのですが、牛乳の値段でヨーグルトが出来るのでそのうちペイ出来るかと思います。そしてそんな金額云々なんかより、美味しいというのは私にとって価値が大きいです。
牛乳パックをそのまま使うものも試しましたがなんかいまいちでした。形状の問題なのか?あまりおすすめはしません。

 

■カードタルカを作ってみてのまとめ

カード(タルカあり)の作り方について詳しく書いてきました。
今回の料理は簡単だったと思います。簡単ゆえにヨーグルトの自作には是非挑戦して頂きたいですね。ヨーグルトを自作すると味の違いにびっくりされるかと思います。
そしてヨーグルトにライス?と思われている方もおられるかと思いますが、スパイスの香り油を入れる事でヨーグルトのイメージも随分と変わるかと思います。この工程を一つ踏むだけでこんなにもライスに合うんだ~って言うのを実感して頂けたら幸いです。
これでなんとなく慣れて頂いた後に、次はただのヨーグルトとライスを合わせてみましょう。あれ?意外とうまくね?ってなればもうこっち側の人ですな。
この記事が皆様のスパイス料理のきっかけになれれば嬉しいです。

 

■今回使ったスパイス

 

 

 

皆様の健康のためご家庭にもっともっとスパイスを

チャクラ 小川

 

 

 

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