
お店で使っているフレッシュカレーリーフをどこで購入しているか大公開します
今回のテーマはフレッシュカレーリーフの入手方法についてです。
南インド料理専門店のうちのブログレシピにはフレッシュカレーリーフがよく出て来ます。
そこからも分かるようにフレッシュカレーリーフは南インド料理にはほぼ必須のハーブなのですが、残念な事に現在の日本では手に入りにくいというのが現状です。
そういう意味でもうちのブログ上では「フレッシュカレーリーフが手に入らなければ省略していいですよ~」なんてよく書かれる事になります。
でもね~手に入りにくいなんて言われたら余計使ってみたくなっちゃうのが人間ってものでしょう~。
これまでフレッシュカレーリーフの仕入れ先は奪い合いが激しくなる為あまり口外してこなかったのですが、昨今のカレーブームからか多少~なりとも手に入りやすくはなってきたので、ここらでうちのフレッシュカレーリーフの仕入れ先を大公開しちゃいます。
今回もお答えするのはいつもの私。仕事に疲れてサラリーマン退職から30代に飲食店での独立、現在南インド料理を作る現役料理人CHAKRA店主のヒロシです。それでは始めましょう~ Let’s Spice!
■フレッシュなカレーリーフってどこで買えるの?
早速ですが、私がどこでフレッシュカレーリーフを買っているのかを紹介したいと思います。
全国にはフレッシュカレーリーフを取り扱っている所が数件ありますが、うちの店がおもに買っているのは【まるふく農園】さんです。
こちらではカレーリーフの枝を束にして100g単位で販売してくれます。確か¥1700程だったと思います。
100gあればうち規模くらいのお店でも2~3週間は持つような量になるので、よほどの事がない限り100g単位で購入しています。
ただしこちら送料が¥1000かかるので、割高感はあるかもしれませんね。友人のカレー屋さんと送料半分負担で共同購入などしていましたが、結局買うタイミングだったり持っていくのが手間になったりでそのうち単独での購入になりました。冷蔵での発送なので送料に関してはある程度受け入れるしかないですね。
また、フレッシュカレーリーフは冷蔵で保存するのですが、保存期間は頑張っても2~3週間という所ですのでご家庭での購入では使い切れないかもしれませんね。
*こちら2020年現在のデータですので価格等は改めてご確認下さい。
ご家庭で買うならある程度少量で買いたい所ですが、少量でしたらたまにメルカリでも売っています。
ウソのようなホントの話なのですが、実は私も数回買ったことがあります。メルカリで買ったもん店で使ってんじゃないよ!なんて思われるかもしれませんが、あくまで非常用という事で勘弁です。
メルカリですと送料込み数枝単位で売られていますので、一度試してみたいな~という方はこちらの方が現実的だとは思いますね。
ただしこちら個人栽培が多いので、冷蔵での発送もしてもらえないしどうやって育てられているかもよく分からないので不安は残ります。店の仕入れとして考えたら実際ちょっと使えないですね。
それにいつ売り出されるか分からないという問題もあります。売ってないな~って時には、入荷通知的な設定をしといた方がいいでしょうね。結構奪い合いだったりします。
■自分で育てる事も可能?
フレッシュカレーリーフは季節によっては手に入りにくくなります。特に冬場は元気も無くなりますし、品薄になりますね。お店をやっていると年中使うので冬場は結構困るんです。
こんな時にどうやって対応しているかと言いますと、うちでは自家栽培しています!手に入らないなら育ててやろうって事ですね。
カレーリーフって基本寒さには弱いですが、生命力自体は強い植物なので冬さえしのげれば気候の違う日本でも育ってくれます。東北や北海道では難しいかもしれませんが、関東あたりまでは実際大きく育てられている方がおられます。
冬場に寒くなる地域では鉢で育てて、気温が下がってきたら暖かい屋内に入れるという方法もあります。育て方に関してはちょっと話がそれるので今回は書きませんが、写真にあるような【趣味の園芸】などを参考にされたらいいかと思います。
まあただ苗から育てるとなると時間もかかりますけどね。地植えしたら2年位で普通に収穫できる大きさになりますが、鉢だと5年位は覚悟が必要ですね。5年もお腹空かして待てませんわな~。まれに大きな株を売っている所もありますが、お値段もまあまあします。
ちなみに私が過去買った所を紹介しますと
【奥飛騨ファーム】さん
こちらの7900円のやつ。これ実は私が買ったやつです(笑)
(追記)
2023.1現在ページが無くなっておりました。
【マルシェ青空】さん
こちらでは数回に分けて多分10苗くらいは買ったような気がします。今見たらまだ在庫は有るみたいですね。
後はお得意の【メルカリ】です。
実際にはこちらが一番安く買えた気がします。上に紹介した2店舗で既に充分な苗の数は確保していたのですが、何気なくメルカリ見ていたら安いの見つけて勢いで買っちゃったってパターンですね。
おかげで一時期私の店や家には合計20鉢くらいのカレーリーフが有りました。実際こんなにも要りません。人にあげる事になるので買いすぎには注意です。
■それでも無いならフレッシュはあきらめよう
これまでフレッシュカレーリーフの葉や苗木の入手方法を説明してきましたが、やっぱり生き物ですから手に入る時期と難しい時期は有ります。どこをどう探しても見つからない。そんな時はどうするのか?
正直もうあきらめてもいいかとは思うのですが、それでも使ってみたい!という方には冷凍と乾燥があります。
まずは冷凍から説明しますね。
冷凍に関しては【南洋元】さんで取り扱いが有ります。
こちら昔は随分お世話になったのですが、最近ではご無沙汰をしております。今回の記事を書くために検索したらHPが随分きれいになっていてびっくりしました。
価格も200gで150円(2021年4月現在)と激安ですね。当時はまとめて10袋くらい買っていました。
残るは乾燥ですが、こちらは大手のスパイス輸入代理店での取り扱いがあります。アマゾンや楽天なんかで検索すれば出てきます。うちの店でも取り扱っているレベルですので、書くまでもないですが一応リンクも張っておきます。
ただこちらの冷凍と乾燥に関してはフレッシュと比べて香りも味も数段落ちます。
乾煎りしてお茶にするとか、それに適した使い方以外ではあくまで最終手段として考えておきましょう。
■フレッシュカレーリーフの入手方法まとめ
フレッシュカレーリーフの葉や苗の購入方法、また、冷凍や乾燥での購入方法についてまとめました。
数年前に比べて随分とフレッシュなカレーリーフも手に入りやすくはなってきました。それでもまだまだ行き渡るという所までは行ってはいないので、葉っぱは実用として購入し、苗木を観葉植物代わりに長い目で育てるというのも良い方法だと思います。
そうやって過ごしているうちに、私もそうですが現在庭で大きな木として育てる事に挑戦する人が増えてきて、今後はもっともっと手に入りやすくなるかと思います。
また、そういう人とどこかで知り合えたら是非仲良くなっといて下さい!そういう方は間違いなくカレー好きですから話も合うでしょうし、フレッシュカレーリーフ入手までのハードルは一気に下がると思います。
皆様の健康のためご家庭にもっともっとスパイスを
チャクラ 小川
こちらの記事の著作権は当方に帰属しますが、シェアは無許可でOKです。下のボタンよりどうぞ。
この記事へのコメントはありません。