【テンパリング実践編】バニラアイスに試したら相性抜群やん! 一人カレー研究会
はいどうも、カリーチャクラです!
今回はテンパリング実践編で、バニラアイスにテンパリングしてみたら相性抜群やった~って話。
テンパリングって何?初めて聞いたわ~って方は【テンパリング基礎編】ってのが有るので、←のリンク先にて確認される事をおすすめします。
テンパリングは覚えとって損はないですよ。テンパリングの習得はインド料理の習得と言っても過言ではない!(あくまで個人の感想ですが~、結構ホンキ)
ところで突然ですが、皆さんアイスは好きですか?
何を隠そう!(って別に隠す必要も無いのですが)私は大のアイス好きだったりします。
南インド料理をやっている人って、糖類みたいな余計な物は体内に入れないぜ!的なストイックでシュッとしたイメージあるでしょ?いやいや私なんか全然ですよ。ただのスパイス好きなデブです。
高速のパーキングエリアなんかで地方特産品ソフトクリームを見つけたらついつい買っちゃいますし、遠出しない時にでも、日曜日はアイスの日と決めて、欠かさず摂取しているくらい好きなんです。
特に好きなのは抹茶で、次いでバニラかな~。単体の味的には抹茶なんだけど、バニラとチョコが合わさった感じは無敵よね~。パルムやピノのバランスなんて最高!でもさ~バランスで言うと雪見大福も捨てがたいよね~・・・
な~んて話を始めたら永遠に終わらないのでこの辺に収めとくとして。
そんな大のアイス好きなカレー屋店主がある時ふと思いました。
アイスにスパイスかけたら美味いんじゃね?
これはやらねば、これはやらねば、これはやらねば。
試作という名のもとにアイスが食える!うっひょ~ってね。
インドのアイスと言えば、歯が折れそうになるくらいカッチカッチのクルフィーが思い浮かびますね。
でもね、インド料理やっている私がこんな事言うのも何ですが~。
クルフィーをテンパリングしたって、なんかこう楽しくなさそうだし、しかも、アイスってやっぱり日本の方が美味いと思うんですよね~。
という事で、今回は私の大好きな「スーパーカップのバニラ味」にてテンパリングアイスに挑戦というお話です。
クルフィーに関してはまた別の機会に記事書きますんでご勘弁。
このサイトでは、飲食店をやってみたいという方を応援しています。
飲食店の立ち上げ方がよく分からん~っていう方や、まだ始めたばかりなんだけど何から手を付ければいいの?という方にはお店の立ち上げや経営方法について。
実際店をやってはいるけど、どんな料理を提供すればいいか分からん~?って方にはうちの店のガチレシピを。これホントに実店舗(福岡のチャクラって店)で提供しているレシピです。
うちの店の料理でいいよ~って方はどうぞ丸パクリしちゃって下さい。まあスパイス料理限定にはなっちゃいますが~。
脱サラ?リストラ?夢追いニート?なんでもいいからやる事なかったら取りあえず真似して店でもやってみてん?飲食業も結構楽しいよ~。まあ失敗して借金作っても私は責任取れんけどさ~。
そんなこんなをお伝えするのはいつもの私。仕事に疲れてサラリーマン退職から30代に飲食店での独立、現在南インド料理を作る現役料理人chakra店主のヒロシです。それでは始めましょう~ Let’s Spice!
目次
■テンパリングバニラアイスの作り方
まずは材料や作り方をざっと書くよ
食材の準備
=キット以外に用意するもの=
・バニラアイス 100g程度
=キットA=
・ココナツオイル 10g(5g×2袋)
・マスタードシード 小1
・フェンネル 小1/2
・チリ 1本
=キットB=
・ココナツロング 小2
・カシューナッツ 小1
=有ったら良いかな~くらいの物=
・ミントやパクチー 少々
作り方
・バニラアイスを器に盛る
・キットAをフライパンに入れ火にかける(中火)
・マスタードが弾けたらキットBを入れる
・ココナツが色付いたらアイスにかける
・お好みでミントなどを添える
■動画の方が分かりやすって方には動画もあるよ
■店の味を再現するコツを詳しく説明するよ
上記レシピのキットA、キットBは当店より販売されているスパイスキットを指します。
キットをお持ちでない方も、それぞれの材料をそろえれば作れます。
以下は私なりの独断と偏見でコツを書いて行きますので、気が向いたら参考にして下さいませ。
食材のコツ
まずはお好みのバニラアイスを用意しましょう。
私は個人的にスーパーカップが好きなので、今回のレシピはスーパーカップを使いました。
ソウでもモウでもお得なファミリーパックでも、皆さんがいつも買っているものでいいですよ~。
スーパーカップだと80g×2回分取れます。レシピ上ではバニラアイス100gとなっているので20g足らんやん!なんてそんな細かい事はあんまり考えなくていいかな~という所。
ココナツオイルはキットに良さげな5g入りの物を見つけたので、それを使っています。
通常使われているココナツオイルが有るのなら、もちろんそちらでもOKです。今後作り続けるならボトルの方がお得ではある。
ちなみに。
キットに入っているMCTオイルは中鎖脂肪酸って言って身体に良さげなんだけど、私の専門分野外なので今回はスルー。もし興味有りましたら「MCTオイル」で調べてみてん。
キットに使っているカシューナッツについて。
生の?っていう表現があっているのかどうか定かではないが、味付けなし火入れ前の食感がクニュってやつを使っています。どうせこの後火入れするし、うちではカシューナッツを他の料理にも使うので、それを採用しているって事。
まあただ一般的には手に入りにくいかもなので、自分で用意するなら火入れ済み(そのまま食べられる用)の塩がしてあるやつでもいいですよ。
一回の使用量が少ないので、そこまで味に影響はないかなと。
下処理のコツ
まずはアイスを器に盛りましょう。
この後の工程をスムーズに行うためにも、まずはこれが先です。
器は冷やしていても常温でもどちらでもOK。アイスのちょっととけた感じが好きなので、私は常温の器を使用しています。
アイスの器について補足。
この後熱したオイルをかけるので、器の口径は大きめの方が作業しやすいです。そして、冷たいアイスに熱い油をかけるという観点から、ガラス製の器は避けましょう。耐熱があればベストだけどね。
調理のコツ
フライパンでも鍋でも良いので、なるべく径が小さくて、高さが少しだけあるものを用意します。
何でかって理由は下に書きますね。
用意したフライパンにキットAを入れて火にかけます。
ココナツオイルは温度帯によって固形化します。そんな時は手のひらなんかでちょっと温めたり、もみもみしてあげましょう。
火加減は中火です。
慣れてきたら強火でもいいのですが、ココナツオイルは沸点発火点がサラダ油などよりもかなり低いので、あせらない為にも慣れるまでは中火で行きましょう。たとえ慣れたとしても、ガンガンの強火は避けた方が良いかな。
事実。平静を装ってはいるが、リンク先の動画では火が入り過ぎてアワアワしている。
火にかける際はフライパンを傾けて、なるべくスパイスがオイルに浸かるように火入れしてやりましょう。
子供の頃お風呂に入った時、「肩までちゃんと湯船に浸かりなさい!」って言われたでしょ?あのイメージです。
フライパンを傾けた際に、湯船(オイル)の深さが出やすい=スパイスが浸かりやすい。のが、小さな少し高さのある調理器具です。なるべく小さくて少し高さのある調理器具を使って下さいと言ったのはこういう理由からですね。
火をつけてしばらくすると、オイルの温度が上がって来て、薄煙が立ってきます。
そして、マスタードシードに火が入り、パチパチ弾けてきます。
チリはプカッと浮いているので、しばらくしたら反転させて、両面にしっかり火が入るようにしましょう。このチリは食用にしたいので、この工程はまあまあ重要。
マスタードが半分くらい弾けたかな?という所でキットBを入れます
全体をまぜつつ火入れしていきます。
ココナツやカシューナッツの色が変わって来たら、始めに用意していたアイスにかけて完成。
お好みでミントの葉を飾ったり、意外な所でパクチーなんかを乗せたりしても美味しいですよ。お試しあれ。
■まとめ代わりの余談
今回の、オイルに火入れしつつスパイスの香りを移す調理法をテンパリングと言います。
こちらは上にも書きましたがインド料理には必須の技術です。
この技術を習得するだけで、スパイスに対するハードルが一気に下がると思いますので、この機会に是非挑戦されてみて下さい。
そこまで言うならしゃ~ない。テンパリングの記事読んでやってもいいぜ~って方は、
↓のリンク先でもっと詳しく説明していますので、一読頂ければなと思います。
ここでは省略した注意点なんかも書いていますので。
はいどうも、カリーチャクラです! 今回のテーマはテンパリングです。別名タルカなどと言われたりしている調理用語で、当店のブログでも多用していますね。 テンパリングっていったいどういう行為なの?テンパリングはなぜするの?っていうか必要なの?テンパリングってどうやってすればいいの?という疑問があるかと思...
あと、まあこれはどちらでも良いのですが。
辛いのがお好きだったら、テンパリングしたチリをかじりかじりしながらアイスを食べると美味しいと思います。
甘い!辛い!甘い!辛い!を繰り返していると、なんか知らんですが「うひょ~」って言っている自分がいました。
50も過ぎると独り言も多くなります。皆様もお気をつけあそばせ。
■今回使ったスパイスなど
皆様の健康のためご家庭にもっともっとスパイスを
チャクラ 小川
こちらの記事の著作権は当方に帰属しますが、シェアは無許可でOKです。下のボタンよりどうぞ。
この記事へのコメントはありません。